
このページでは、115期以降の若手選手(A2~B2)でまくりの能力値が高い選手を紹介します。
競艇において、若手選手の代名詞といえば、外枠から豪快にまくっていく全速まくりでのターンです。
1周1マーク以降の道中戦でも、差しを狙わずに外をブンブンまわっていく攻める姿勢には、ルーキーならではの若々しさを感じますよね。
今回は、そんな115期以降の若手選手にスポットライトを当て、独自データから算出される「まくり能力値」が高い選手5名を紹介いたします。
A1選手はデータから除いているので、まだ世間ではあまり知られていない、これからブレークする未来のスター選手がここで見つかるかもしれません。
舟券的にも、まくりは高配当になりやすい決まり手で、狙っていきたいところです。
人気薄な今のうちにお気に入り選手に登録したり、舟券を購入しておくのがオススメですよ。
データ収集
- 2019年4月1日~2020年3月31までの全競争データを収集しました
- 欠場艇が出たレースは除外しています
- 若手選手の定義は、115期以降にデビューした選手としています
- 115期以降でも、2020年4月現在でA1級の選手はデータから除外しています
- 能力値データの比較対象は全選手です
データ紹介
土屋南選手

最初に紹介するのは、女子選手に詳しい人ならご存知、現在人気急上昇中の若手女子選手の土屋南選手です。
まくり能力値は、今回の集計データの中でトップのS評価(67)でした。
女子戦はまくりでの決着がつきやすいため、評価ポイントもおのずと上がりやすいのですが、それを考慮しても、男子選手も合わさった全選手比較の中でS評価はすごいの一言です。
まくるために必要なターン力やスタート力も高水準で、安定した走りが期待できます。
土屋選手のまくりが予想されるレース(特に女子戦)では、積極的に頭で買いたいですね。
小池修平選手

続いては117期のB1選手、小池修平選手です。
まくりの能力値は、先ほどの土屋選手より1低いものの、評価は「S」です。
得意コースは、4・5コースで、内枠の1〜3コースに比べて、明らかにグラフが大きくなっています。
スタート力も高水準の「A」評価で、安定した速いスタートが武器のようです。
これらのことから、小池選手はダッシュでスタートを決めて、一気にまくっていく攻撃型の選手ということがわかります。
今はB1選手なので、人気が集中しにくく、チャンスです。
小池選手が青色の勝負服の時は、要チェックですね。
吉川貴仁選手

三人目は118期のA2選手、吉川貴仁選手です。
まくりの能力値は64で評価は「A」です。
得意コースは、内枠の2コースや3コースで、先ほどの小池選手とは特徴が大きく異なります。
スタート力は、平均レベルの49で評価は「D」と目立った数字ではありません。
これらのことから、吉川選手はスロー進入になる内枠のときにまくりが決まりやすいタイプの選手で、外枠のダッシュは苦手な選手であることがわかります。
内枠でのまくりは1号艇が残りにくく、ヒモで穴が来やすくなるので、要注目です。
江頭賢太選手

115期のB1選手、江頭賢太選手です。
まくりの能力値は62で評価は「A」です。
得意コースは、4コースですが評価値があまり高くないため、安定した着取りはできていないようです。
スタート力は、平均より少し高い「B」です。
全速ダッシュができる4コースからまくり展開を作っていく選手のようです。
まだ着取りが安定していないため、江頭選手の頭だけでなく、その一つ外枠の選手の頭など、まくり展開の先を想定した舟券戦略が有効なのではないでしょうか。
栗城匠選手

118期のA2選手、栗城匠選手です。
まくりの能力値は62で評価は「A」ですが、差しの方が高く、63で「A」です。
得意コースは攻め手となる3コース・4コースのセンター枠で、その能力値も高水準であることがわかります。
スタート力は平均以上の58で「B」です。
センター枠からまくり、差しの自在な手で攻めていく攻撃的な選手なことがわかります。
2コース・5コースからの成績を上げることができれば、A1級の昇格が近い、未来のスター選手ですね。
舟券戦略としては、A級選手が多いレースでセンター枠をとれたときの1着がねらい目ではないでしょうか。
まとめ
今回は、まくりが得意な若手選手というテーマでデータを紹介しました。
一口にまくりと言っても、ダッシュから攻める選手もいれば、スローから攻める選手がいたりと、選手によって特徴が異なることがわかりました。
まくりは、1号艇にとっては着を残しにくい攻めで、決まれば強力な手です。
今回紹介したデータをお気に入り選手に加えて、それぞれの得意コースのときに狙ってみてはいかがでしょうか。