このページでは、競艇初心者の人を対象に、当たりやすくて勝ちやすいレースの選び方を紹介しています。
競艇は初心者でも当てやすい
競艇は、3連単の買い目が最大でも120通りと他の公営ギャンブルよりも当たりやすいのが特徴で、1点100円から購入することができます。
ギャンブルというと多額の金額を一気にかけることをイメージするかもしれません。
しかし、競艇は当たりやすいレースをしっかり選べば、1000円以内の掛け金でも十分に楽しむことができるギャンブルです。
1レース500円を12レース賭けたら6000円。
その内の半分のレースを1000円以上の配当で当てることができれば、
回収率は100%を超えることになります。
競艇を賭けたことのある人は、半分も的中させるのは難しいと考えているかもしれません。
それは予想の難しいレースを選んでしまっているのが原因です。
予想が簡単なレースだけを選ぶことができれば、初心者の方でも少ない点数でコツコツと当てることができるようになります。
今回はその方法を過去1年間の統計データを使ってわかりやすく紹介したいと思います。
レースのねらい目
初心者の方にオススメのレースは、少ない点数で当てることができる「一般戦の本命レース」です。
- 本命レース:1着が1号艇になる可能性が高いレースのこと
一般戦の特徴
一般戦は、毎日どこかのレース場で行なわれている最もグレードの低いレースです。
A1級~B2級まで全ての級別の選手が出場できるため、選手の実力差がつきやすいのが特徴です。
- 級別:選手の勝率によるクラス分けのこと。A1,A2,B1,B2の4つの級に分かれ、A1級が最も実力が高く、B2級が最も低い。
実力差がハッキリしていると、モーターや環境条件などの複雑な予想要素を考える必要がなくなります。
予想要素が減ると予想をよりシンプルにできるので、初心者の方にはオススメのレースです。
反対に、SGやG1などのグレードの高いレースは、選手の実力が拮抗するため、モーターや環境条件を予想に組み込む必要が高くなり、予想が難しくなるという特徴があります。
そのため、初心者の方が賭けるためのレース選びとしてはオススメしません。
本命レースの特徴
1号艇が1着になる本命レースの特徴は、少ない点数で購入できることです。
競艇は120通りありますが、1号艇が1着と軸を決めるだけで、20通りまで点数を減らすことができます。
軸をもう一つ決めることで、8通りに
さらに、枠番不利な外枠艇や、実力が低いB2級選手などから1艇削除すれば6通りまで減らすことができます。
全部100円で購入しても、600円とかなり購入資金を削減できます。
このように、買い目をできる限り減らし、外れたときのリスクを少なくできるのが本命レースの大きなメリットです。
本命レースの選び方
一般戦だからといって、全てのレースが本命レースになるわけではありません。
本命レースを選ぶ際には、チェックすべき点があります。
レースグレードの確認
レースのグレードは公式ホームページから簡単に確認することができます。
ホームページの〇月〇日のレースというところをみると、開催している競艇場とグレードが一目でわかります。
競艇場名の左側にG1やG3などのマークがなければ、全て「一般戦」になります。
1号艇の1着率
競艇は先に1マークを回れる1号艇が最も有利です。
1年間全ての競争データを集計すると、1号艇の1着率は「54.6%」でした。
2回に1回は1号艇が勝つ計算になりますね。
これは全てのグレードと、実力が高い選手から低い選手まで、全ての選手のデータを含めた値です。
A級選手が1号艇
実力差がでやすい一般戦に限定し、1号艇に実力が高い選手(A1,A2級)が入ったときだけを集めるとどうなるでしょうか?
「66.1%」まで上昇しました。
条件を設定して、対象レースを限定するだけで10%以上確率を上げることができました。
本命レースは、一般戦でA級選手が1号艇に入っているレースを探す
競艇場の選び方
ここまでグレードと選手を選ぶことでかなり本命度を上げてきましたが、さらにレースの本命度を上げる方法があります。
それは、1号艇の逃げやすい競艇場を選ぶことです。
競艇場ごとに特徴がある
競艇場のコースは画面上でみているとどこも同じように見えますが、俯瞰でみるとコースの形が微妙に異なります。
大村競艇場と尼崎競艇場を比べてみましょう。
パッとコースを見て、第1ターンマークと第2ターンマークを結ぶ線と水平線の角度が異なることがわかります。
大村は右斜め下に角度がついていますが、尼崎は水平でまっすぐという違いがあります。
その他にも、水質が海水と淡水で違ったり、対岸までの広さ・レースをする時間なども違っています(大村はナイター、尼崎は昼間)。
このように、
競艇場はそれぞれ違いと特徴を持っており、全く同じコースというものはありません。
なので、競艇場によっては、1号艇が強い場もあれば、逆に弱い場もあります。
競艇場別本命度
1年間の統計データから、一般戦の1号艇にA級選手が入った時の1号艇1着率をみてみましょう。
場名 | レース数 | 1着数 | 1着率 |
---|---|---|---|
桐生 | 1078 | 696 | 64.6 |
戸田 | 867 | 488 | 56.3 |
江戸川 | 742 | 437 | 58.9 |
平和島 | 928 | 549 | 59.2 |
多摩川 | 957 | 626 | 65.4 |
浜名湖 | 979 | 616 | 62.9 |
蒲郡 | 958 | 645 | 67.3 |
常滑 | 1185 | 814 | 68.7 |
津 | 985 | 694 | 70.5 |
三国 | 1170 | 767 | 65.6 |
びわこ | 1053 | 625 | 59.4 |
住之江 | 1122 | 758 | 67.6 |
尼崎 | 1031 | 705 | 68.4 |
鳴門 | 984 | 643 | 65.3 |
丸亀 | 1055 | 707 | 67 |
児島 | 1065 | 717 | 67.3 |
宮島 | 1090 | 764 | 70.1 |
徳山 | 1268 | 949 | 74.8 |
下関 | 1103 | 770 | 69.8 |
若松 | 1138 | 718 | 63.1 |
芦屋 | 1396 | 960 | 68.8 |
福岡 | 1049 | 710 | 67.7 |
唐津 | 1060 | 679 | 64.1 |
大村 | 1272 | 933 | 73.3 |
全体の平均値は「66.1%」です。
この値よりも高い場は本命度が高い場、低い場は本命度が低い場ということになります。
本命度が高い場
データから見た本命度が特に高い場は以下の通りです。
- 徳山(74.8%)
- 大村(73.3%)
- 津(70.5%)
- 宮島(70.1%)
最も本命度が高かったボートレース徳山は、約75%とかなりの確率まで上がります。
本命度が低い場
反対に、本命度が低い場は以下の通りでした。
- 戸田(56.3%)
- 江戸川(58.9%)
- 平和島(59.2%)
- びわこ(59.4%)
この4つの場はA級選手が1号艇でも、他の場よりも負けやすくなる場です。
本命を狙う時は、この4つの場をなるべく選ばないようにしましょう。
まとめ
今回は、初心者の人でも少ない点数で勝つ方法として、本命レースの選び方を紹介しました。
レース選びのポイントは、
- 一般戦
- A級選手が1号艇
- 本命度が高い競艇場
の3つを満たすかどうかです。
本命レースは当てる確率を格段にあげることができますが、必ず勝てる方法ではありません。
舟券を購入する際には、点数とオッズのバランスを考える必要があります。
点数を増やしすぎると配当が掛け金よりも少なくなる(トリガミになる)ことがあるので、オッズをしっかりチェックすることが大切です。
はじめは点数を減らそうとすると、2、3着選びで悩むかと思います。
しかし、経験を重ねると共に、どういう選手がどの枠番にいると、どういう展開になるのかが徐々にわかるようになってきます。
そこまでくる頃には、初心者の域は超えているといえるでしょう。
知れば知るほど奥が深くなるのが競艇の面白さなので、ぜひ一度この方法で予想してみて、競艇の面白さを感じてもらえればと思います。