
2018年から新しく始まったボートレース初の団体戦「レディース vs ルーキーズ バトル」が、ボートレース丸亀にて、5月6日~5月11日の6日間で開催されます。
団体戦では、レディースとルーキーズにわかれて3対3で直接対決を行い、着順によって得たポイントの合計を争います。
今回で4回目になりますが、回を重ねるたびに接戦になり、最終日まで非常に緊迫した見ごたえのある戦いが行われてきました。
この記事は、そんなレディースvsルーキーズバトルの出場選手のデータを比較し、盛り上げていこうという趣旨の記事です。
過去の戦績
過去4回の戦績はこちらです。
過去の戦績 | 団体優勝 | 個人優勝 | 開催場 |
第一回 | ルーキーズ | 上條 暢嵩 | 三国 |
第二回 | ルーキーズ | 澤崎 雄哉 | 江戸川 |
第三回 | レディース | 吉川 貴仁 | びわこ |
第四回 | ルーキーズ | 松尾 拓 | 津 |
ルーキーズが団体優勝3回、個人優勝4回とレディースに大きく勝ち越していますね。
しかしながら、レディースは回を重ねるたびに出場メンバーが豪華になり、ポイント争いは最後の優勝戦までわからないという大接戦で負けることが多いように思います。
今回は特に豪華メンバー集結なので(リンク参照)、レディースチームがそろそろ団体優勝と個人優勝を同時にとってしまうかもしれませんね。
一方、ルーキーズは実力上位のA1級選手もいれば、まだまだこれからのデビュー間もない選手がいたりと、非常にバラエティに富んだメンバー構成となっています。
過去には個人で初優勝の選手がいたりと、未来のスター選手候補がここから現れるかもしれませんね。
データ比較

それでは、今回のレディースとルーキーズの出場選手でデータ対決といきましょうか。
まず比較するデータは、レディース・ルーキーズの各チームの合計能力です。
どちらの方が能力の高い選手が集まっているでしょうか?
団体比較
オリジナルデータで公開している「ターン力、まくり、差し、スタート力」のデータを出し、出場全選手で順位をつけました。
その後、各チームで出した順位の合計値を計算し、比較しています。
能力値 | レディース | ルーキーズ |
ターン力 | 666 | 487 |
まくり | 680 | 439 |
差し | 688 | 461 |
スタート力 | 672 | 504 |
なんと、レディースチームが圧勝ですね!
チーム間の選手層の厚さで、ハッキリと差が出ました。
データを詳しく見ると、今回のルーキーズは、登録番号5000番台のまだまだ出走数の少ない選手が5名もいるため、ランキングの下位になる選手が多かったようです。
ルーキーズが勝てるかどうかは、ランキング下位の選手がどこまでレディースに対抗できるかがポイントになりそうです。
個人比較
次は出場全選手のデータを各項目ごとに比較して、ベスト5の選手を紹介いたします。
またもやレディースが上位を独占してしまうのでしょうか?
ターン力

ターン力No.1は、ルーキーズの西野雄貴選手でした。
一番最初の記事の艇界最速選手特集で、第二位に輝いたスピードターンが魅力の選手ですね。
ルーキーズは、4位で同期の村松修二選手とのダブルエース構成なので、まずは着実にこの二人には着取りをしてもらわなければなりません。
西野選手は、初日ドリームの4号艇、村松選手は2日目ドリームの1号艇で出場予定です。
対するレディースは、女子選手最速選手特集でNo.1になった遠藤エミ選手が2位に、香川素子選手が3位にランクインです。
ターン力は男子選手の方が高いといわれがちですが、そうではありません。
同じ土俵で比較しても引けをとらないほどの直線力とターン力がレディースにもあることを証明していますね。
まくり

まくりの能力値はレディースが圧勝ですね。
女子戦でまくりが決まりやすいという特徴がハッキリあらわれているように思います。
特に2位の今井選手は、差しの能力と比べるとまくりの方が突出していることから、まくりを武器として戦っている攻撃型の選手であることがわかります。
ただ、スタート力はDと平均並みなので、少しスタートタイミングがバラつきやすいという弱点もあるようです。
レディースは、まくりからの攻撃に注目ですね。
ルーキーズでは、エースの村松選手が3位にランクインです。
今井選手と同じように、差しよりもまくりを得意にしている攻撃型のデータ傾向でみてとれます。
まくりが決まりやすい4コースだけでなく、2コースの得意度も高いようで、レディースとの混合戦のときは直まくりが期待できるかもしれません。
差し

まくりでのランキングに引き続き、差しでも平高奈菜選手がNo.1となりました。
まくりでも、差しでも、自在な戦法でレースを決めきる破壊力が魅力の選手です。
差しの能力値は「95」と、男子選手を含めた艇界全体でもトップクラスの能力値であることから、展開をつける判断力と旋回力が特に優れていることがわかります。
レディースは、どのコースからでも自在に攻めて1着をとってしまう平高選手のレースに期待ですね。
ルーキーズは、先ほどのまくりとは異なり、ベスト5に3名がランクインしています。
特に2位の仲谷颯仁選手は、差しが「80」と極端に高く、全速戦が得意な若手選手の中で、かなりの異才を放つ選手であることがわかります。
2コースの差しだけでなく、3コースからのまくり差しでの鋭い攻めに期待しましょう。
まとめ
個人比較のデータをみると、レディースもルーキーズも大きな差はないように感じました。
トップレベルの選手は、実力の均衡した選手をそろえてきているということでしょうか。
ただ、レディースの方は、「寺田千恵選手」、「平山智加選手」、「長嶋万記選手」など、ランキングには出てこなかった選手でも、SGクラスの選手を集めています。
この高い牙城をルーキーズの若い力で崩すことができるのかが今回のレディース vs ルーキーズ バトルの大きなポイントですね。
明日からの熱戦に期待しましょう。
良い舟券ライフに、ヴォン・ヴォヤージュ!